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皮膚疾患:乾癬およびソラレン曝露が皮膚における体細胞変異の全貌に及ぼす影響

Nature Genetics 55, 11 doi: 10.1038/s41588-023-01545-1

体細胞変異は多くの非腫瘍性疾患で役割を果たしていると考えられている。本研究では、ケラチノサイトの体細胞変異が乾癬の経過に影響を及ぼしている証拠を見つける目的で、乾癬患者111人の病変部および非病変部の表皮から採取した1182のマイクロバイオプシー検体について全エキソーム塩基配列決定を実施した。病変部の皮膚は依然として高度に多クローン性であり、潜在的な病因性変異を持つクローンが大規模に拡大しているという証拠は認められなかった。ケラチノサイトの変異率も同様で、この疾患による影響はわずかであった。これまでに報告されていたドライバー遺伝子NOTCH1NOTCH2TP53FAT1PPM1Dにおける正の選択の証拠を発見し、また、疾患の状態にかかわらず扁平上皮で選択されると考えられる4つの遺伝子(GXYLT1CHEK2ZFP36L2EEF1A1)の変異を明らかにした。最後に、乾癬の光化学療法であるPUVA(psoralens and ultraviolet-A)療法の一部として使用されているソラレン類(かつては一部の日焼け止めに含まれていた化学物質)による変異シグネチャーについて述べる。

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