Research Briefing

Sox2発現はCTCF–コヒーシンループによって生じる境界を越えて調節できる

Nature Genetics 55, 2 doi: 10.1038/s41588-022-01294-7

今回、一連の変異型マウスを用いることで、Sox2プロモーターは遠位エンハンサーとの相互作用にCTCF–コヒーシンループを必要としないことが分かった。驚くべきことに、いろいろな位置にさまざまな数のCTCFモチーフを挿入したマウスで調べたところ、遠位エンハンサーのなかにはCTCF–コヒーシンループの境界を回避して、ロバストなSox2発現を確保できるものがあったのである。

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