Research Briefing
全体的なクロマチン接近性を形作るタンパク質
Nature Genetics 56, 3 doi: 10.1038/s41588-024-01667-0
ゲノムワイドなCRISPRスクリーニングとATAC-seeを組み合わせることで、全体的なクロマチン接近性に影響を及ぼす調節因子が明らかになった。特に、TFDP1は、ヒストンの転写を制御することによって作用する、クロマチン接近性の極めて重要な調節因子であることが分かった。TFDP1を除去すると、接近性の全体的な上昇が引き起こされ、ゲノム編集やiPS細胞の再プログラム化の効率が高まった。