Review Article

炎症の消散:新しい治療の最先端

Nature Reviews Drug Discovery 15, 8 doi: 10.1038/nrd.2016.39

調節不全の炎症は、さまざまな疾患状態の中心的な病態過程である。以前から、炎症の促進因子または抑制因子を調節すること治療手法が探究されてきており、部分的には成功しているが部分的には失敗している。ところが、炎症が消散する経路に関する知見が得られたことから、こうした過程を薬理学的に操作する新しい機会が浮かび上がっている。この戦略は、相補的で(おそらく幾分優れている)可能性がある。本総説では、炎症の消散の生物学の最新の情報について、この分野のトランスレーショナルリサーチの機会および課題に光を当てながら述べる。

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