Nature Chemical Biology について

Nature Chemical Biology は印刷版およびオンライン版として発行され、化学、生命科学両研究者の意見交換の場として、また化学生物学の研究者のリソースとしてご利用いただけます。

掲載の対象となるのは、生物有機化学、生物無機化学、生物物理化学の各分野に関連する研究、および分子レベルでの生体系の理解を助ける生物学的研究です。

また主要なテーマは、化学的合成、生物学をふまえた発展的化学、生物学における化学メカニズム、化学をふまえた発展的生物学に関するものとなります。

刊行目的と対象範囲

月刊誌Nature Chemical Biology は、生物学と化学の学際的分野におけるまったく新しい研究を世界に向けてタイムリーに発表できる場を、印刷版、オンライン版にて提供するものです。Nature Chemical Biology は、迅速な論文発表のメディアとして、また化学、生命科学両科学者の意見交換の場としてもご利用いただけます。

本誌の特徴は、化学、生命科学の研究者に関心が高い内容を、独自の編集手法で効果的に組合せて掲載していることです。内容は、レター文(Letters)、研究論文(Research Papers)全文、レビュー(Reviews)、論評(Commentary)、研究ハイライト(Research Highlights)、ニュース(News)と概説(News and Views)、論説(Editorials)で構成されます。

Nature Chemical Biology では次のようなテーマ、分野を取り上げていきます。

化学的合成

  • 多様性志向の合成
  • 核酸の鋳型合成
  • 生体分子修飾と標識化
  • 固相生体分子合成:ペプチド、オリゴヌクレオチド、オリゴ糖
  • 生体小分子の合成:脂質、炭水化物、ヌクレオチド、アミノ酸
  • コンビナトリアルケミストリー
  • 天然物合成
  • バイオミメティック合成
  • 不斉触媒反応

生物学をふまえた発展的化学

  • 酵素合成・天然物の分離と特性
  • コンビナトリアル生合成
  • 生合成工学・ウイルス化学
  • 定向進化(Directed evolution)および高分子触媒、レセプターの特性
  • 化学情報学

生物学における化学メカニズム

  • 酵素の抑制と反応のメカニズム
  • in vivo での薬物作用のメカニズム
  • 小分子生物学の標的の相互作用
  • 進化と触媒としての核酸の新しい化学
  • in vivo での蛋白質機能の薬理学的測定
  • 生物学的機能をもつ分子プローブ
  • 翻訳後修飾化学の機構解析
  • ポストゲノム・アプローチ(RNA 干渉、プロテオミクスなど)への化学的洞察
  • 生体系における金属イオン
  • 化学的造影剤
  • 小分子と生体分子の単一分子化学
  • 生体分子の理論シミュレーションとモデリング
  • 分子認識
  • 金属酵素の小分子モデルシステム
  • 分子マシン
  • 薬理活性天然物
  • 生合成経路の解明
  • 蛋白質相互作用ネットワークの化学的アプローチ
  • 化学生態学

化学をふまえた発展的生物学

  • 化学遺伝学と大規模スクリーニング
  • 生体分子および小分子のアレイ作製とバリデーション
  • ドラッグデザインと開発に関する化学的洞察
  • 合成生物学
  • 生体系における非天然生体分子アナローグ
  • ゲノム化学・生合成経路の化学制御
  • 蛋白質、炭水化物、核酸の設計の化学的手法
  • システム生物学への化学的アプローチ

論文投稿をお考えの際は編集チームまでお問い合わせください。

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