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  • 福島第一原発事故による被曝量の国際評価

    国連科学委員会と世界保健機関は、それぞれ独自に、福島第一原発事故による放射線被曝について包括的な評価を進めてきた。それによると、原発周辺地域の住民や原発作業員の健康に及ぼす影響は、非常に小さいとする調査結果が出た。

    2012年8月号

  • 研究者のための新しいIDシステム

    研究者に固有の識別子を付与するORCID(オーキッド)システムによって、学術出版物の追跡が、容易かつ正確にできるようになる。

    2012年8月号

  • ガンマ線バーストで初期宇宙を探る!?

    ガンマ線バーストと呼ばれる短時間の爆発的な閃光には、宇宙の歴史のてがかりが含まれている。そこで、これを調べて初期宇宙を探る試みが始まっている。

    2012年8月号

  • ヒッグス粒子の発見と今後

    ヒッグス粒子がとうとう発見された。しかし、この粒子のスピンの値を確定したり、約125GeVという質量と整合性のある理論を導いたり、解決しなければならない課題は山積みとなっている。

    2012年9月号

  • 脳を進化させたのはレプリカ遺伝子

    ある遺伝子の複数のコピーが、脳の情報処理能力を向上させたのかもしれない。

    2012年7月号

  • 暗黒世界の「力」を探す素粒子実験

    素粒子物理学の新たな地平を求めて、安価な粒子加速器と少ない研究費で、「重い光子」を探る試みが始まった。

    2012年7月号

  • 氷河学者が注視するチベット高原

    チベット高原は地球上で3番目に多くの氷が貯蔵されている「第三の極」だ。ここの氷河に気候変動がどう影響しているかを探るため、アジアを中心とした国際プログラムが開始される。

    2012年7月号

  • ヒルで、絶滅危惧生物を探索・調査

    ヒルの体内には、血を吸った動物のDNA断片が残されている。この事実を利用して、絶滅危惧種を探索する試みが始まった。

    2012年7月号

  • 英国式新PhD教育

    英国では大学に博士トレーニングセンターを設置し、将来の研究室運営や学術機関以外でのキャリアに備えた教育が行われている。

    2012年7月号

  • 論争が続くRNA研究

    注目を浴びたRNA配列解読研究に、統計学的な欠陥があると異議が。

    2012年7月号

  • マヤ最古の天文表、見つかる

    マヤ文明のシュルトゥン遺跡から、王や書記の絵とともに最古の天文表が描かれた壁画が見つかった。

    2012年7月号

  • ハトは磁場を「聴いている」

    ハトでは、脳の個々のニューロンが地球の磁場についての重要な情報を伝えている可能性がある。

    2012年7月号

  • 再生医療でマウスの全身を治療!?

    マウスでの3つの独立した研究から、毛髪、目および心臓細胞に正常機能を回復できることが示された。

    2012年6月号

  • 振られた雄バエはやけ酒をあおる

    セックスとアルコールによる報酬系の基盤には、たった1つの神経伝達物質が関与している。

    2012年6月号

  • 小児期の細菌暴露は大事

    小児期に細菌にさらされることで発生・成熟中の免疫系が調整される機構の解明に、一歩近づいた。

    2012年6月号

  • 銀河中心を探る硬X線宇宙望遠鏡

    新しい宇宙望遠鏡NuSTARは、未開拓のX線領域の観測を、低コストで実現する。

    2012年6月号

  • 成人女性の卵巣から幹細胞

    成人女性の卵巣から卵を形成する幹細胞が見つかった。これにより、不妊の新しい治療法や生殖可能年齢の延長への道が開けるだろう。

    2012年6月号

  • 並行臨床試験で薬効が明確に

    ヒトの臨床試験と同様の試験を動物で並行して行う「並行臨床試験」により、薬剤の効果に違いをもたらす遺伝学的な手がかりが得られる。

    2012年6月号

  • 国立大学で若手研究者が減少傾向

    日本の科学技術研究の根幹を担っている国立大学で、若手研究者の減少が止まらない。このままでは、科学技術競争力の低下につながるおそれが。

    2012年6月号

  • Y染色体消滅説に反論

    ヒトのY染色体は、2500万年間でたった1つの遺伝子を失っただけだった。

    2012年5月号