Commentary 神経変性疾患の疾患修飾治療薬の臨床試験:難問と将来 2010年11月1日 Nature Medicine 16, 11 doi: 10.1038/nm.2220 パーキンソン病やアルツハイマー病のような神経変性疾患は、世界中の保健医療制度に対する重要で、急激に拡大しつつある難問となっている。このような疾患の発症を遅らせ、進行をゆるやかにさせる有効な治療法の開発は緊急に必要だが、この目標が実現するまでの道筋には多くの障害が立ちふさがっている。将来の進歩によって、診断の時期と診断法は大きく変わると予測される。こうした変化によって、神経変性過程が確立されて症状が現れるずっと前に、効果的な疾患修飾性療法を開始できるようになることが望まれる。 Full text PDF 目次へ戻る