Commentary 神経変性疾患治療薬開発における基礎研究と応用研究の間の「死の谷」に橋をかける 2010年11月1日 Nature Medicine 16, 11 doi: 10.1038/nm.2222 神経変性疾患は米国では死因の第6位となっている。疾患修飾治療薬の市場は膨大なものだが、薬はまだ見つかっていない。大学における基礎研究が、治療薬の発見と開発を追求する傾向は段々に強くなってきている。基礎研究が進展すれば、製薬会社の投資を増やして、リード化合物を臨床試験に持ち込むことを保障するのに十分なまで、失敗の危険性が減るかもしれない。本解説では、大学における基礎研究で神経変性疾患治療薬の開発を行うことに対する多くの障害、特に研究組織の問題に注目して考察する。 Full text PDF 目次へ戻る