Research Briefing
細菌の向こうに:幼児期の腸内ウイロームが小児の喘息発症に結び付く
Nature Medicine 30, 1 doi: 10.1038/s41591-023-02747-0
幼児期の腸内ウイロームを詳細に解析したところ、主としてバクテリオファージ(ファージ)で構成されていて、その多様性は細菌の多様性を大きく上回っていることが分かった。このウイロームは、ファージの細菌宿主とは独立に、後の喘息発症と関連していた。さらに、免疫遺伝学の興味深い相互作用があることも判明した。