In This Issue プラズモニクスの将来性 2007年11月1日 Nature Photonics 1, 11 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue61482 プラズモニクス研究、すなわち金属表面における光子と電子振動の間のナノスケール相互作用の研究が、近年話題となっている。透過光をガイドし、増強あるいは変調する小型金属回路の実現に期待が寄せられている。今月号では、ライス大学(米)のN Halasらが、センシングおよび導波用のプラズモニックデバイスの作成に関するこれまでの進歩を概説している。プラズモニクスとナノテクスチャが形成された基材を利用し、生体分子の検出感度を概して100万倍以上向上させる表面増強ラマン分光法について、詳細な解説がなされている。この技術はほぼ間違いなくこれまでプラズモニクスの最重要応用の1つであったが、はるかに多くの応用がこれに続くことは疑う余地がない。 Full text PDF 目次へ戻る