In This Issue

レーザーで冷やす

Nature Photonics 1, 12 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue63036

レーザーを用いた原子の冷却・トラップは広く研究されてきており、10年前のノーベル物理学賞受賞につながった。しかし、実際にレーザーがはるかに大きなスケールで固体を冷却できることは、決してよく知られているとは言い難い。今月号では、M Sheik-BahaeとR Epsteinが、希土類ドープガラスおよび半導体サンプルのレーザー光照射による冷却においてなされた進歩について報告している。その技術は、最適化されれば、従来の機械的冷却装置や熱電冷却器の性能を凌ぐ可能性のある「光冷却器」の作製に役立つかもしれない。

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