Letter

フォトニック結晶フルカラーディスプレイ

Nature Photonics 1, 8 doi: 10.1038/nphoton.2007.140

<p>情報の多い現代世界においては、付加価値のある広告から環境持続可能性にいたる様々な理由から、動的なデータや可変性のデータを表示できる技術の開発がますます重要になっている。現在、ペーパーライクディスプレイを目指す強い傾向がある。ペーパーライクディスプレイは反射率とコントラストが高く、様々な環境で、特に光放射デバイスやバックライト付きデバイスがうまく機能しない日光の下でも、視認性の良いデバイスである。候補技術としては、電気泳動、コレステリック液晶、エレクトロクロミック、エレクトロデウェッティング、干渉など広範囲にわたる技術がある。驚異的な進歩を遂げたものの、これらの既存のディスプレイ技術には色に関わる重大な欠点がある。RGB(赤、緑、青)カラーフィルタや空間的に調節した色彩設計を導入すると、材料の固有反射率が非常に良くても、相当な光損失が避けられない。</p>

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