In This Issue

二重の機能性

Nature Photonics 1, 9 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue60044

蛍光特性とパラメトリック特性の両者を併せ持つよう設計された半導体量子ドットは、現在使用されている単純な色素に取って代わり、未来の理想的な「オールインワン型」生物学的プローブになるかもしれない。そのような量子ドットプローブは、光学特性と常磁性の両方を示すため、蛍光イメージングと磁気共鳴イメージングを利用するいわゆるマルチモーダル・イメージングへの道を開くものである。例えば、磁気共鳴イメージングによって、プローブの全般的分布を大規模に追跡できるかもしれない。その一方、蛍光イメージングは詳細な細胞内調査を行うのに利用される。今月号では、日本の放射線医学総合研究所のR Bakalovaらが、安全かつ効果的なin vivo利用向けのプローブ設計における技術の現状と課題について説明している。

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