In This Issue アト秒ナノ顕微鏡 2007年9月1日 Nature Photonics 1, 9 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue60045 科学は我々の理解の限界を押し広げ続けているため、さらに速いタイムスケールやさらに短い長さスケールで起こるプロセスが関心を集め始めている。一例として表面プラズモンがある。金属表面における電子の動的プロセスは、わずか数アト秒で起こりうる。ジョージア州立大学、マックス・プランク量子光学研究所およびルードヴィッヒ・マクシミリアン大学(ミュンヘン)のM Stockmanらは、これらのナノプラズモンダイナミクスを直接観察する方式を提案した。Stockmanらによると、最新の画像化技術のうち、光電子放出顕微鏡法とアト秒ストリーク分光法という2つの技術を組み合わせることにより、100アト秒の時間分解能およびわずか数ナノメートルの空間分解能で光場をモニターできるはずである。 Full text PDF 目次へ戻る