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オンチップ光ネットワーク

Nature Photonics 2, 4 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue65615

光通信や光コンピューティングでは、ますますデータレートが高くなっているため、データストリームをリルーティングできシリコンチップに搭載されるほど小さな小型光スイッチが必要である。これを念頭において、IBMのY Vlasovらは、2 ns未満のスイッチングタイム、0.3 dB未満のパワーペナルティで40 Gbit s-1の多重データチャネルをスイッチングできるシリコン・ナノフォトニック・スイッチを開発した。そのデバイスは、マイクロリング共振器を利用したものであり、サイズが30×10 μm2と小さく、電気的接続に替わる将来のオンチップ光インターコネクトに有用であることが証明されるかもしれない。今回実証されたデバイスは、±15℃の範囲にわたって温度に鈍感であり、エラーフリー伝送(ビット誤り率10-12未満)が可能であるという別のメリットもある。

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