In This Issue 細かい周波数コム 2008年6月15日 Nature Photonics 2, 6 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue66842 高出力・位相安定光周波数コムの発生は、計測学から高分解能分光に至るまで幅広い応用に重要である。今回、JILA(コロラド州)およびイムラ・アメリカ(ミシガン州)のT Schibliらは、サブミリヘルツの線幅と10 Wを超える平均出力をもつファイバーレーザーベースの周波数コムを実証した。その上、この技術を10 kW以上の出力までスケーリングできるとSchibliらは考えている。高出力コムの発生に使用した光源は、超短パルスYbドープ・ファイバー発振器であり、続いてファイバーベースのチャープパルス増幅が行われる。その結果、このような光源が、より大型で注意深いアライメントが必要なカーレンズモード同期フェムト秒レーザーの便利な代替品として使える可能性があることが示された。 Full text PDF 目次へ戻る