Scientific Data について

Scientific Data は価値のある研究データセットを掲載するオープンアクセスジャーナルです。研究データのより広範囲な再利用を促進するとともに、データを公開した研究者にクレジットを与えることを目指します。科学のすべての領域を対象とし、データのサイズや、研究主体の規模(主要な研究コンソーシアム、研究室、個人単位など)に関わらず、投稿を受け付けています。

創刊の背景

研究者、研究助成機関、各コミュニティーの基準構築に取り組む団体および各学会は、科学データの利用、引用、発見、解釈、再利用および再現を促進する新しい方法を求めています。科学データをこれまで以上に広範に公開し、再利用させるためには、データを公開した研究者がクレジットを得られる仕組み、そしてデータの品質を評価し、コミュニティーの基準と確実に適合させるための査読の仕組みが必要です。

Scientific Data は、Data Descriptorの掲載を通じて、こうしたニーズに応えることを目指しています。Data Descriptorには、実験データと観察データが詳細に記述され、査読を経て公開されます。Data Descriptorは、従来の科学出版物のコンテンツとネイチャー・リサーチ内部でのキュレーションによって構造化された情報が複合されたものであり、データを最大限再利用でき、また検索、関連付け、データマイニングもできるようになっています。

Scientific Data 6つの原則

Data Descriptorは、従来の研究出版物を補完する目的で創設され、他の出版物ですでに分析されているデータセット、あるいは単独のデータセットを記述するために使用できます。Data Descriptorは、ネイチャー・リサーチから出版されているものに限らず、幅広いジャーナルの論文と関連付けられる可能性があり、Scientific Data は、影響力の大きいジャーナルに掲載されている研究論文に関連した注目度の高いデータセットの掲載に力を注ぎます。また、すでに発表され、公開されているデータセットを他の研究者が再利用、再分析する上で役立つことが明白である場合には、こうしたデータセットの記述にData Descriptorが利用される場合もあります。

受理されたData Descriptorについては、誌上発表前に必ず Article Processing Charge(APC)をお支払いただきます。APCは、データ記述のキュレーション過程の費用にも充てられます。

さらに詳しい情報は
Scientific Data 6つの原則 Scientific Data の主要な原則を中心にして構築されています。
協力団体 Scientific Data は、以下の機関および団体と協力して、研究データの公開、キュレーション、発見、再利用を推進しています。
編集部について 編集諮問委員会は、Scientific Data の作成、方針、基準、対象範囲に関する指針を示す役割を担い、学界と産業界の上級研究員、そして、データリポジトリ、ライブラリアン、バイオキュレーター、研究助成機関などのコミュニティーの代表者で構成されます。
オープンアクセスについて オープンアクセスのページにて、Author Publishing Charges (APCs)とクリエイティブ・コモンズのライセンスについてご確認ください。
投稿規定 投稿案内ページで著者の皆様に関係する情報と方針についてまとめています。
データ登録に関する方針 Scientific Data がData Descriptorの査読依頼の検討に入る前に、著者の皆様は、認定を受けたデータリポジトリにデータを登録してください。
お問い合わせ Scientific Data のお問い合わせ先についてはこちら。

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