Press Release
マウスにおけるマラリア耐性の遺伝
Nature Genetics 35, 4 doi: 10.1038/ng1260
人間の赤血球の酸素保持能力(鎌状赤血球貧血とbeta地中海貧血)と代謝酵素G6PDの遺伝的欠損に影響する病原遺伝子多型にはマラリア感染防止作用があり、このためにこの遺伝子多型を持つ人々がマラリアの流行地域に増えた可能性がある。(人間は、確かに自然選択によって進化している。)今回のマウスモデルを使った研究は、世界のどこかで、ピルビン酸キナーゼ酵素の多型を持つ人々がマラリア感染から守られている可能性を示唆している。