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心房細動:メタ解析による、6種類の新規心房細動感受性部位の同定

Nature Genetics 44, 6 doi: 10.1038/ng.2261

心房細動はきわめてよく見られる不整脈で、脳卒中、心不全、突然死の主要リスク因子である。今回、心房細動を罹患する6,707人、罹患しない対照52,426人からなるヨーロッパ系の人を対象に、ゲノムワイド関連解析(GWAS)を行った。その結果、6種類の、心房細動感受性に関連する座位が新たに同定された。別のヨーロッパ系の、心房細動罹患者5,381人、および非罹患者10,030人において追試解析を行い、再現性が確認された(P<5×10–8)。ヨーロッパ系コホートで同定された座位のうちの4つは、コンピュータ上での解析において、日本人の心房細動罹患者843人、非罹患者3,350人のGWASで関連が確認された。これらの座位が同定されたことから、心肺の発生に関係する転写因子や、心筋細胞のイオンチャネル、細胞のシグナル伝達分子をコードしている候補遺伝子が、心房細動の発症にかかわっていることが判明した。

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