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イネ:GL7座位のコピー数多様性がイネの穀粒サイズの多様性に寄与する

Nature Genetics 47, 8 doi: 10.1038/ng.3346

コピー数多様性(CNV)は遺伝子の発現レベルの変化に関連したり、さまざまな適応形質に寄与している。今回、我々はGrain Length on Chromosome 7GL7)座位におけるCNVがイネ(Oryza sativa L.)において穀粒サイズの多様性に寄与していることを示す。GL7はシロイヌナズナのLONGIFOLIAタンパク質と相同なタンパク質をコードしており、縦方向の細胞伸長を調節している。GL7座位における17.1kbの領域に見られる縦列重複は、GL7の亢進やその近傍の負の調節因子の抑制を導く。その結果、穀粒長の増加やコメの品質の改善がもたらされる。配列解析は、GL7とその負の調節因子の対立遺伝子の多様性が穀粒サイズの多彩さに関連していること、GL7座位のCNVが選択されて、品種改良に用いられたことを指し示している。我々の結果は、収穫高や品質に関連するGL7やその他の遺伝子の有益な対立遺伝子を積み重ねることによって、優良なイネへの品種改良がもたらされることを示唆している。

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