Brief Communication

肺腺がん:肺腺がんにおけるがん抑制因子の適応度の全体像を生体マウスで解析する

Nature Genetics 50, 4 doi: 10.1038/s41588-018-0083-2

がんで認められるゲノム異常の機能的影響は、単独の影響にせよ複合的なものにせよ、ほとんど解明が進んでいない。本研究では、腫瘍バーコード法、CRISPR–Cas9によるゲノム編集、および超高深度バーコード塩基配列決定法を統合的に利用して、ヒト肺腺がん自然発症モデルマウスにおいて、がん抑制遺伝子を2つ組み合わせて不活性化した際の効果について詳細に検討した。肺腺がんで一般的に見られる31の遺伝子型の腫瘍抑制効果を解析することにより、その条件依存性ならびに効果の大きさの違いに関する全体像を明らかにした。

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