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エネルギー効率のよい通信

Nature Photonics 2, 7 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue67804

ITや通信産業にとって重要なのは、もっとエネルギー効率のよいデータビット伝送法を発見・開発することである。帯域幅需要およびデータ容量は増え続けているため、データがエネルギー効率のよい形でネットワークや回路基板を流れることは極めて重要である。この目標を念頭に置いて、J Liuらは、データビットあたりの消費電気エネルギーがわずか50 fJのシリコン上導波路集積型GeSi光変調器を開発した。この変調器は電界吸収効果(電圧印加により吸収と透過の間で物質のバンドギャップが変化するので、光変調が実現される)を利用したものである。サイズが小さく(有効面積30 μm2)CMOS技術と互換性があるため、今回の方法は、フォトニクスとエレクトロニクスを集積化する将来のハイブリッド・シリコンチップ向けに有望である。現在の主要課題は、デバイスのバンド幅1.2 GHzを高速化することであるが、Liuらはこれを可能にする自信を示している。

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