フォトニクス研究の規模について、数値を挙げて説明します。現在、全世界でフォトニクス研究を行っている大学学部と研究機関の数は3,000以上と推定されています。また米国、ヨーロッパとアジアの光学に関連する学会に所属する科学者とエンジニアの数は約25万人と考えられています。ISI Web of Scienceから集計したデータによれば、2005年に発表されたフォトニクス関連の研究論文の数は68,000件を超えています。
Optoelectronics Industry Development Association(OIDA、米国)の最近の市場調査報告書によれば、オプトエレクトロニクスコンポーネントとオプトエレクトロニクス対応製品の市場規模は、2004年に2,360億ドル(約27兆1,400億円)となり、対前年で39%の伸びとなりました。そしてフラットパネルディスプレイ(43%増)、高輝度 LED(37%増)、画像センサー(37%増)は、それぞれ売上高を大幅に伸ばしました。