Press release

未来を拓く地方協奏プラットフォーム「未来博士3分間コンペティション2020」の挑戦者を募集

2020年9月9日

博士課程後期の学生を対象に2020年11月にオンライン開催されるスピーチ大会「未来博士3分間コンペティション」を4年連続でシュプリンガー・ネイチャーが支援します。

東京 2020年9月9日

博士課程後期の学生が3分間で自身の研究のビジョンと魅力をわかりやすく伝えるスピーチ大会「未来博士3分間コンペティション2020(HIRAKU 3MT (Three Minute Thesis) Competition 2020)」の挑戦者を募集します。本大会は、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)」(代表機関:広島大学)が主催し、昨年の大会では、一般オーディエンスを前に、広島大学をはじめ、中国・四国地方を中心とする西日本の大学に所属する博士課程後期学生25人が発表しました。日本語および英語部門において、優秀な発表には賞が授与され、細胞をコントロールするチタン薄膜やシリアの難民キャンプからの声、およびフィリピンに生息する野生の鶏の存在に関する研究など、多岐の分野にわたる研究発表が表彰されました。

今年はまず、挑戦者からの3分間の投稿動画に基づき審査を行います。動画投稿の締切は、2020年10月12日(月)17:00です。動画審査を勝ち抜いたファイナリストは、2020年11月上旬に発表され、2020年11月21日(土)にオンラインで開催されるファイナル・ステージで日本語もしくは、英語で口頭発表を行います。優秀な発表をした発表者は、大会中に表彰されます。

本大会では、日本国内の大学に在籍する博士課程後期学生*から、分野を問わず、発表者としてご応募をお待ちしています。また、ファイナル・ステージには聴衆として、どなたでも無料でご参加いただけます。発表者としての応募方法および聴衆としての参加方法**につきましては、大会公式ホームページをご覧ください。*修士課程(博士課程前期)および専門職学位課程の方は本大会の対象外となります。**聴衆としての参加方法は、10月以降に大会公式ホームページへ詳細を掲載予定です。

シュプリンガー・ネイチャーの日本の代表取締役社長であるアントワーン・ブーケは、次のように述べています。「シュプリンガー・ネイチャーは、2017年より、未来博士3分間コンペティションに参画しており、このように幅広いインパクトのある大会を支援できることを誇りに思います。発表者の研究内容はもちろんのこと、スピーチやプレゼンテーションの姿勢も非常に高いレベルで発表されるこの大会は、若い研究者の情熱や社会に貢献したいという高い志に直に触れることができ、毎回新たな発見があります。私たちは、研究コミュニティーの一員として、そのコミュニティーの枠を超えた社会とのコミュニケーションおよび交流の意義を強く感じています。現在のパンデミックによって示されているように、研究は私たちが住んでいる世界に情報を提供し、重大な影響を与えます。本大会は、キャリアが始まったばかりの研究者において重要なコアスキルである、幅広い聴衆へのコミュニケーション能力を身に着けることを可能にしています。私たちは、本大会から大いに刺激を受け、その一部として貢献できることを誇りに思っています。本大会がますます盛り上がり、刺激的な発表がたくさん集まることを楽しみにしています」

未来博士3分間コンペティションは、2015年より広島県東広島市を中心に開催されてきました。さまざまな国や地域および分野出身の博士課程後期の学生が3分間で自身の研究ビジョンについて、1枚のスライドを使用して発表し、審査員会より審査を受けます。

今回の大会では、全国へ募集対象を拡げ、オンライン開催されます。まずは動画による投稿を受け付け、動画審査員会がファイナリストを選定します。また、全投稿動画の中から、特別協賛企業が選定した動画に冠動画賞を授与します。11月21日(土)のオンラインプレゼンテーション審査(ファイナル・ステージ)では、動画審査を勝ち残ってきたファイナリストがライブでオンライン発表します。審査は、プレゼンテーション審査員会が行い、また、世界中のどなたでも観客として、オンライン投票に参加することができます。日本語および英語部門それぞれにおいて、プレゼンテーション審査員会が選ぶ最優秀賞および優秀賞、オーディエンス投票によって決まるオーディエンス賞を選定します。優秀な発表には、奨学金や副賞が提供されます。

シュプリンガー・ネイチャーも審査員として本大会に参加し、副賞としてネイチャー・リサーチの唯一の日本語刊行物であるNatureダイジェスト 1年間無料購読や、英語の論文執筆をサポートするSpringer電子書籍の提供などを予定しています。

大会に関する詳細および挑戦者の募集については、「未来博士3分間コンペティション2020 挑戦者募集」をご覧ください。

未来博士3分間コンペティション2020HIRAKU 3MT (Three Minute Thesis) Competition 2020」募集概要

【発表者の募集対象】2020年11月21日時点で日本国内の大学に在籍する博士課程後期学生(分野を問いません)、ただし、修士課程(博士課程前期)および専門職学位課程の方は除く

【応募方法】大会のウェブサイト(https://home.hiroshima-u.ac.jp/hiraku/event/competition_2020/)から応募

【動画投稿締切】2020年10月12日(月)17:00

【ファイナル・ステージの開催日】2020年11月21日(土)

【開催場所】オンライン

【参加費】無料

【観客の参加対象】どなたでもご参加いただけます(中高生および大学生のご参加も歓迎いたします)

HIRAKUは、文部科学省の実施する科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業「次世代研究者育成プログラム」の取組で、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」をテーマに、広島大学が代表機関、山口大学と徳島大学が共同実施機関となり、中国・四国地方を中心とする西日本の国公私立大学、そして多くの企業や公的機関の協力を得て実施しています。詳細は、こちらをご覧ください。

シュプリンガー・ネイチャーは、175年以上にわたり、研究コミュニティ全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、公開するすべての研究が重要で着実であり、客観的な精査にも耐え、関心を持つすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。私たちは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良サービスを提供します。 学術出版社として、シュプリンガー・ネイチャーは、シュプリンガー、ネイチャー・リサーチ、BMC、Palgrave Macmillan、Scientific Americanなどの信頼されたブランドを有しています。

詳しい情報は、springernature.com/group をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コミュニケーションズ
Tel: +81 (0)3 4533 8204
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com

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