Press release

シュプリンガー・ネイチャーがCOP26気候研究キャンペーンを開始

2021年10月29日

COP26特設サイト「Climate Research in Action」を公開しました。会議の開催期間中、関連するコンテンツを無料でご覧いただけます。

ロンドン|ニューヨーク|ベルリン 2021年10月26日

2021年11月1日より開催される国連の気候変動に関する会議、COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)に先立ちまして、シュプリンガー・ネイチャーは、気候問題の解決策を見出すために研究の重要性を訴える「Climate Research in Action」のキャンペーンを開始しました。

本キャンペーンは、特設サイトで実施され、ネイチャー・ポートフォリオの中から気候に関連する最も重要な研究論文を新たにまとめています。これらの論文は、会議期間中、どなたでも無料でアクセスすることができます。

今回の特設サイトには、気候関連の論文に加えて、科学に焦点を当てたCOP26のガイドや、1985年にNature に掲載されたオゾン層の穴の発見が、現在までに最も成功した環境条約につながった後、科学がどのようにして世界の政策や行動に影響を与えたかを時系列で説明する「The Ozone Story(オゾン物語)」も含まれています。

本キャンペーンは、COP26のAlok Sharma議長から、気候変動対策を講じるために学術的な証拠、研究、厳密性を求める呼びかけを受けて、政策立案者と共有される予定です。

また、シュプリンガー・ネイチャーは、Eurostar(ユーロスター)と提携し、Climate Trainでグラスゴーに向かうCOP26の参加者や活動家にキャンペーンの特設サイトを周知します。

キャンペーンの実施につきまして、シュプリンガー・ネイチャーのDirector of Sustainabilityである Thea Sherer(シア・シェアー)は、次のようにコメントしています。

「COP26は、一世代にわたって、気候変動に関する最も重要な地球規模の連携です。研究は、世界中の政策立案者が気候変動に関する重要な決定を下すために必要な証拠を提供することができます。シュプリンガー・ネイチャーが出版している、この分野の最先端の研究を特集する「Climate Research in Action」は、COPに向けて、科学的証拠を前面に打ち出すことを目的としています。このキャンペーンは、私たちがどのようにして将来の世界を緩和し、適応していくかを示す洞察に光を当て、COP26の成功に向けた世界の大望を支援するものです。」

英国のHigh-Level Climate Action ChampionであるNigel Toppingは、「Climate Research in Action」について、次のようにコメントしています。

「この新しいキャンペーンが示すように、科学者たちは何十年もの間、気候に対して警鐘を鳴らし続けてきました。政策立案者をはじめとする気候変動対策のおもなステークホルダーは、私たちの責任を問い、気候変動対策への取り組みがその問題に見合うものであることを確認し続けるために、科学者や研究のサポートを必要としています。

「しかし、研究者は、私たち気候変動に関わる多くの人々と同様に、社会全体(意思決定者の耳に良く届く)に証拠を伝えるための新しい魅力的な方法を見つける必要があります。技術的な詳細を、一般の人々が興味をもてるような説得力のある物語に変えることが重要なのです。「Climate Research in Action」のキャンペーンは、まさにそれを実現し、研究が気候変動対策に与える影響を明確にしています。」

備考

  • Climate Trainに関する詳細は、Eurostar media centerのサイトをご覧ください。
  • シュプリンガー・ネイチャーは、環境・社会的パフォーマンスの報告を初めて開始した2017年以降、大きな進歩を遂げました。

これには下記が含まれます。

  • 当社の直接事業において、2020年にカーボンニュートラルを達成
  • エネルギー使用量を削減し、世界各地のオフィスでグリーン電力を購入。
  • 製品のプラスチック包装を最小限にしている。12カ国、120人以上の社員で構成される社内の「グリーン・オフィス・ネットワーク」を設立。
  • 出版社として初めて「The Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)」に署名し、2040年までにネット・ゼロ(炭素排出量実質ゼロ)を達成することを公約。 

シュプリンガー・ネイチャーの気候変動対策への取り組みと、グループ全体のサステナビリティチームの設立については、「Why do we need a Climate Action Officer now?」をご覧ください。

特設サイト:Climate Research in Action

シュプリンガー・ネイチャーは、研究者、教育者、臨床医、その他の専門家に発見への扉を開きます。当社の出版物、書籍、ジャーナル、プラットフォーム、およびテクノロジーソリューションは、世界中で毎日何百万もの人々に届いています。175年以上にわたり、当社のブランドとインプリントは、これらのコミュニティーに信頼される知識の源となっております。今日では、これまで以上に、これらの人々が基礎的な知識にアクセスし、それらの研究を信頼し、理解し、利用できるようにすることが当社の責任であると考えています。それによって、研究者がより良い成果を創出し、前進し、後に続く世代の恩恵となるよう努めています。

詳しい情報は、group.springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
Tel: +81 (0)3 4533 8204
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com

※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。

英語プレスリリース

「プレスリリース」記事一覧へ戻る

advertisement
プライバシーマーク制度