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肥満と絶縁

Nature Neuroscience

2011年6月6日

Insul(in)-ation from obesity

Nature Neuroscience

マウスでは脳のインスリン活性が高脂肪食に応答して肥満を導くよう作用することが、今週のNature Neuroscience誌電子版に発表された論文で報告されている。この結果から、高エネルギー食が脳内のインスリンに作用して、しばしば肥満や健康問 題をもたらす代謝や体重の変化を起こす仕組みについて、重要な洞察が得られる。

食物の摂取や、エネルギー消費を含めて我々の日常の摂食行動のいくつかの局面は、レプチンやインスリンなどの血液中を循環するタンパク質の濃度変 化で調節されている。

J Bruningらはマウスで、インスリンに応答して肥満を助長する特異的な脳細胞を同定した。これらの神経細胞からインスリン受容体タンパク質を除去すると、マウスは高脂肪食による体重増加に抵抗性を示す。

doi: 10.1038/nn.2847

英語の原文

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