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選ぶにはじっくり見る

Nature Neuroscience

2010年9月13日

A closer look at choice

Nature Neuroscience

2つの似たような選択肢からどちらか一方を選択するとき、ヒトは時間をかけて見たほうを選ぶ傾向にある。このような研究結果が、 Nature Neuroscience(電子版)に掲載される。この研究結果は、主観的なものの価値は、単純にそれを見ていた時間が長いほど高められるということを示唆している。

ヒトは、好みのものを選ぼうとして、その2つの差異を比較するためにそれら選択肢を何度もかわるがわる観察する。Rangelらは、協力者に前もって同じくらい大好物の食べ物2種を尋ねておき、空腹状態の彼らにそのうちから1つを選ばせた。このとき、協力者にはどちらかに決定する までの間、それら大好物をどれだけ眺めてもよいという条件で行った。その結果、Rangelらは、協力者が少しずつ時間をかけて見たほう(全体では70%ほど)を選んでいることを発見した。

doi: 10.1038/nn.2635

英語の原文

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