Nature ハイライト
神経科学:アルツハイマー病とミクログリアの脂質代謝
Nature 628, 8006
今回T Wyss-Coreyたちは、脂肪滴と神経毒性因子の分泌を特徴とするミクログリア状態について詳述しており、この状態が、APOE4/4を持つアルツハイマー病患者で最も強く見られることから、アルツハイマー病の遺伝的リスク因子とミクログリアが媒介する神経毒性の関連が示された。
2024年4月4日号の Nature ハイライト
天文学:母銀河に対するブラックホールの質量比が高い初期宇宙の活動銀河核
量子物理学:ブラックホールの合体を模倣する超流動体量子渦
物性物理学:重力子に似た集団励起を生じる分数量子ホール液体
工学:汗を一方向のみに通す「液体ダイオード」
エネルギー科学:3Dペロブスカイトを2Dペロブスカイトで挟んで性能を向上させる
多孔質材料:1Dケイ酸塩鎖間のシリル化による超大細孔ゼオライトの合成
化学:温度勾配による前生物分子の精製
動物行動学:キンカチョウの求愛歌は量より質
遺伝学:片親起源効果を進化させた機構
遺伝学:多様な血中代謝物のゲノム規模関連解析
神経科学:電気パルスによる集団センシング
記憶:脳は傷つきながら記憶する
神経科学:アルツハイマー病とミクログリアの脂質代謝
加齢:造血幹細胞の加齢変化が免疫に与える影響
微生物学:微生物代謝物によるDRD2を介する定着抵抗性
微生物学:薬剤耐性結核菌における適応度コストの分子機構
神経免疫学:神経系の慢性炎症性疾患にはミトコンドリア複合体Iが関係している
免疫学:眼と脳はリンパ系を介して免疫的につながっている
構造生物学:RAD51はヌクレオソーム上で2つの異なるコンホメーションをとる