The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

1

潮汐破壊後にできた円盤による歳差運動

Nature 630 2024年6月13日

今回、大質量のブラックホールによって潮汐破壊された星から生じた円盤は、ブラックホールの軌道平面に円盤が落ち着くまで、およそ15日の周期でレンス・ティリング歳差運動をすることが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07433-w

2

傾斜スピン秩序によるマグノニクス向けプラットフォーム

Nature 630 2024年6月13日

今回、マグノンを超高速変換するプラットフォームとしての傾斜スピン秩序が報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07448-3

3

ファンデルワールス積層による3D半導体集積化

Nature 630 2024年6月13日

今回、全面的に事前作製された回路層のファンデルワールス積層によって、二次元(2D)半導体から複雑な三次元(3D)集積システムをウエハースケールで製造できることが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07406-z

4

2D半導体の極性を操作できる3Dファンデルワールスヘテロ構造

Nature 630 2024年6月13日

今回、多層ファンデルワールスヘテロ構造に組み込まれた2D半導体の極性(n型またはp型)を操作するドーパント不要スキームが、3D相補型論理回路への道筋となる可能性が報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07438-5

5

接着性インプラント–組織界面による繊維被膜形成の抑制

Nature 630 2024年6月13日

今回、接着性インプラント–組織界面を有するインプラントを、マウス、ラット、ブタのさまざまな臓器に取り付けると、繊維被膜形成が軽減されることが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07426-9

6

トリペプチドの自己集合によるガラス状態形成

Nature 630 2024年6月13日

今回、意外にも、短いトリペプチドが自己集合し、過冷却を必要とせずにガラス状態になることが示されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-024-01505-7

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07408-x

7

リグニンの縮合傾向を利用する

Nature 630 2024年6月13日

今回、バイオマスに含まれるリグニンを、その縮合のしやすさを利用した方法によって効果的に抽出し、有用化学品に変換できることが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07446-5

8

データで明らかになった生物多様性保全活動の不足

Nature 630 2024年6月13日

今回、陸上の絶滅危惧種を対象とした保全介入の有効性が、世界的なデータベースの情報を用いて検討されている。その結果、そうした介入は異なるタクソンや地域の間で均一には実施されておらず、介入が存在しても、望ましい個体群動向と結び付けられるものはごくわずかであることが明らかになった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07498-7

9

器官の形態や配置に見られる性差はこうして生じる

Nature 630 2024年6月13日

体は互いに関係ない内臓が詰め込まれた袋ではない。今回、ショウジョウバエの体内が調べられ、性別によって決定される非対称性と、離れていると考えられていた器官同士の典型的な接触が発見された。これらは遺伝的に制御され、動物の成体では能動的に維持されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-024-01362-4

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07463-4

10

類人猿の性染色体進化を読み解く

Nature 630 2024年6月13日

今回、5種の大型類人猿と1種の小型類人猿の性染色体の完全なゲノム塩基配列が報告され、霊長類系統におけるX染色体とY染色体の進化についての手掛かりがもたらされた。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-07473-2

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