The Nature Top Ten アクセスランキング
Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。
2024年12月6日 ~ 2025年1月5日
初期宇宙における過剰な質量の休眠ブラックホール
Nature 636 2024年12月19日
今回、母銀河に対して大幅に過剰な質量を持つ、高赤方偏移に位置する休眠状態の超大質量ブラックホールが観測されたことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08210-5
月の年齢を若く見せる潮汐加熱による再溶融
Nature 636 2024年12月19日
今回、月の軌道進化によって引き起こされる再溶融現象が、月の年齢を比較的若く見せる推定値の原因になっている可能性があることが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08231-0
放射性物質を低減させた固体原子核時計向け材料
Nature 636 2024年12月19日
今回、原子核時計に適切となる可能性のある、トリウム(Th)の核異性体229mThへのレーザー励起を、一体化の容易なフッ化トリウム薄膜で行ったことが報告されている。この薄膜は、既存のトリウムドープ結晶に比べて放射能が低いものである。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08256-5
FePS3におけるテラヘルツ場誘起準安定磁化
Nature 636 2024年12月19日
今回、ファンデルワールス反強磁性体FePS3において、高強度テラヘルツパルスによって臨界近傍で非常に長寿命の準安定磁化が誘起されたことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08226-x
単結晶二次元材料の成長によるモノリシック集積化
Nature 636 2024年12月19日
今回、単結晶二次元材料を非晶質表面や多結晶表面上に成長させて、縦型積層トランジスターのモノリシック集積化に利用できることが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08236-9
カルノーバッテリーに適した温度で相変化する共融/共晶材料
Nature 636 2024年12月19日
今回、カルノーバッテリーに使用する場合に極めて重要な100~200℃という温度範囲で融解/結晶化する共融/共晶相変化材料が提示されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08214-1
柔軟性多結晶ダイヤモンド極薄膜のスケーラブルな作製
Nature 636 2024年12月19日
今回、粘着テープ剥離法をスケールアップして、弾性ひずみエンジニアリングや変形センシングに直接使用するための柔軟性多結晶ダイヤモンド極薄膜の作製が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08218-x
南極海氷の減少による海洋の熱放出の増大と嵐の強化
Nature 636 2024年12月19日
今回、最近の記録的な南極海氷の広がりの減少は、南極海からの熱の放出の急激な増大と嵐の強化をもたらしたことが示されている。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-024-04078-7
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08368-y
大気の川が引き起こす極端な温度上昇
Nature 636 2024年12月19日
今回、水蒸気の大きな流路で多くの極端降雨事象の原因となっている「大気の川」が、多くの中緯度地域で大気も加熱し、極端な温度事象を増幅することが示されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08238-7
オオムギゲノムの多様性が明らかに
Nature 636 2024年12月19日
今回、野生オオムギと栽培オオムギの計76品種のパンゲノム解析と、オオムギの1315遺伝型についての塩基配列再解読データと組み合わせた研究結果が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-024-08187-1