ネオニコチノイド系農業用殺虫剤の使用と鳥類の個体数減少が結び付いている可能性があり、懸念を持たざるを得ない。

NASAの探査機が捕らえた微粒子サンプルに星間塵候補粒子が含まれていたことが、市民科学プロジェクトで明らかになった。

がれきが緩く集まった「ラブルパイル小惑星」を 1つにまとめている力の正体が明らかになった。地球に衝突する小惑星の軌道を変える方法のヒントにもなりそうだ。

複雑で巨大なパンコムギのゲノム塩基配列が解読された。育種の取り組みが一層加速すると予想される。

遺伝子データを基にした系統樹が作成され、同じような網を作るクモであれば近縁である、という長年の定説が覆された。

神経を電気刺激して病気を治療する方法の開発に、産業界も学術研究機関も力を注いでいる。

米国疾病対策センターで、炭疽菌と高病原性インフルエンザウイルスが 関係する事故が続けざまに起こった。それを受けて、バイオ実験施設により強力な「安全文化」を求める声が上がっている。

ニュージーランドの地震断層に深い掘削孔を掘ってセンサーを設置し、次の断層破壊に至る変化を観察するプロジェクトの第2ステージが始まる。掘削深度は前回の一桁上を予定している。

米国特許庁が、天然物と「有意に異なる」発明でなければ特許を付与しないというガイドラインを公表したことで、バイオテクノロジー業界と製薬業界は特許を維持・取得する方法を模索している。

15万人以上の試料をもとに遺伝子探索が行われ、統合失調症に関連する染色体上の領域が大量に突き止められた。

今、トカマク型に代わる新方式の核融合炉に熱い視線が注がれている。その研究開発を支えているのはベンチャーキャピタルと人々の夢だ。

循環血中に存在するDNAは、最適な活用法を見つけることができれば、がん治療の優れたツールとなりそうだ。

遺伝子の情報はいったんmRNAに写し取られるが、mRNAは「ただ写し取られた」ものではない。mRNAは作られる過程で不要な部分が切り取られたり、末端に特定の配列が付加されたりするなどの加工を受ける。山口雄輝教授は、山本淳一研究員とともに、作られるRNAの長さを適切に制御する仕組みを発見した。この発見はRNAの長さはDNAに刻み込まれているとされていた従来の概念を覆すものだ。

相転移を伴う弾性の一種「超弾性」が、純粋な有機結晶で初めて観察された。この超弾性有機材料はマイクロ流体デバイスなどへの応用が期待される。

サルでの研究から、インターフェロンの作用には二面性があり、感染の防止に働く場合と、慢性感染の状態を悪化させる場合があることが明らかになった。

苦味受容体が細菌の侵入と闘っている

induced seismicity：人間の活動によって引き起こされる地震