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代謝系遺伝子のネットワーク:酵母の代謝系の遺伝子相互作用ネットワークを
明らかにするための総合的な研究法

Nature Genetics 43, 7 doi: 10.1038/ng.846

遺伝子相互作用の全体像を示す地図を作るのに、実験的、理論的な試みがなされているが、生体分子のネットワークの作用から遺伝子-遺伝子相互作用がどのように生み出されるのかを理解するまでに至っていない。実証的な研究とコンピューターによる解析の間の隙間を埋めるために、(ⅰ) 出芽酵母の約185,000個の代謝遺伝子ペアに対する遺伝子相互作用を定量的に測定し、(ⅱ) データをシステム生物学による代謝の詳細なモデルに重ねあわせ、(ⅲ) 実証的な相互作用のデータと予想されたモデルとの調整を行うコンピューターによる学習法を導入した。正および負の遺伝子相互作用の分布に対応した機能単位と代謝の流れの相対的な影響を体系的に調べた。さらに、遺伝子相互作用、多面的作用、遺伝子の不必要度の程度の関連性に対する説明を行った。また、NADの生合成についての誤った説明を正し、
in vivoでの実験でそれを確認することにより、自動的に代謝モデルが改良できることを示した。

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