非喫煙者肺がん：ゲノムワイド関連研究でアジアの非喫煙女性での新規の肺がん感受性座位が見つかる

肺がん感受性に寄与するありふれた遺伝的多様体を見つけるために、生涯喫煙したことがないアジア人女性の肺がんについて、多段階ゲノムワイド関連研究を行った。5,510人の非喫煙者の肺がん症例と4,544人の対照群を、中国本土、韓国、日本、シンガポール、台湾、香港での14の研究から探して検索した。最も期待が持てる変異（P < 5 × 10⁻⁶）については追加の1,099症例と2,913人の対照についても遺伝子型を調べた。我々は3つの新規の感受性座位を10q25.2（rs7086803、P=3.54 × 10⁻¹⁸）、6q22.2（rs9387478、P=4.14 × 10⁻¹⁰）、6p21.32（rs2395185、P=9.51 × 10⁻⁹）で見つけた。また、5p15.33および3q28の遺伝子座で報告された関連、および17q24.3で最近報告された知見について確認した。さらに、喫煙歴のないアジア人女性では、15q25が関連しているという証拠は見つからず、これにより、喫煙に関係しない肺がんの場合は、この座位が関連しないという強い証拠が得られたことになる。