Research Press Release
メガネなし3次元ディスプレイのための光誘導デバイス
Nature Communications
2011年8月31日
特殊なメガネを用いずに3次元(3D)画像を見るための技術が実証された。この自動立体化技術は、フレキシブルディスプレイに役立つ可能性があり、商業的用途も期待される。
今回、K Char、K Suhたちは最新の微細加工技術を用いて、ポリマー製マイクロプリズムのアレイを作製した。このマイクロプリズムをスクリーン上に置き、左右の目に視差のある画像をそれぞれ見せるように光を誘導すると、奥行き知覚が生じる。また、このマイクロプリズムは、フレキシブルディスプレイにも使え、このほかの自動立体三次元ディスプレイ技術のための低コストの代替デバイスとなる可能性もある。
doi:10.1038/ncomms1456
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
天文学:タイタンの海を調査するNature Communications
-
惑星科学:月の地下に探索できそうな洞窟の通路を発見Nature Astronomy
-
天文学:捉えにくいブラックホールの証拠Nature
-
古代ゲノミクス:疫病に襲われた新石器時代の農民たちNature
-
バイオテクノロジー: 培養肉の風味を改善するNature Communications
-
微生物学:自閉症スペクトラム障害は子どもの腸内細菌叢の変化と関連するNature Microbiology