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多岐にわたる分野の研究に触れることで、視野が広くなり、物の見方や考え方、知識に幅が生まれる

鎌倉 昌樹 Ph.D.

掲載論文が、新たな視点に立った内容のものも多く、非常に興味を引かれます。それに加え、ほとんどの論文が合理的な解析に基づいて明瞭かつ簡潔にまとめてあるので、自分の研究を進める中で、実務上ためになることが多いと思います。また、研究対象分野が多岐にわたっていることも利点です。確かに、専門性が高いものは、自分の研究に直接役立ちますが、視点は狭くなりがちです。私は研究において一番大切なのは視点であると思っています。さまざまな分野の研究成果を目にすることで、自分の視野が広くなり、物の見方や考え方、知識に幅が出てくると思います。その点から幅広い分野を扱うNature を読むことは非常によいことだと思います。

Nature 掲載論文

Nature 2011年5月26日号

Article: ミツバチの女王バチ分化を誘導するロイヤラクチン

Royalactin induces queen differentiation in honeybees

Nature 473, 478–483 (26 May 2011) doi:10.1038/nature10093

Author Profile

鎌倉 昌樹

富山県立大学 工学部
生物工学研究センター
講師

1994年4月 京都大学大学院農学研究科食品工学専攻 修士課程 入学
1996年3月 京都大学大学院農学研究科食品工学専攻 修士課程 修了
1996年4月 天野製薬株式会社開発二部
1998年7月 ポーラ化成工業株式会社 健康科学研究所
2002年1月 博士号取得 (農学、京都大学大学院農学研究科)
2002年10月 同副主任研究員
2003年4月 富山県立大学工学部助手
2008年4月 同大学講師
鎌倉 昌樹 Ph.D.

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