Nature ハイライト

Cover Story:空中のヒッチハイカー:種子に着想を得た、風に乗って飛ぶ小さな飛行体

Nature 597, 7877

今回作製された一連の小型3D飛行体と、そのインスピレーションとなったカエデの種子。
今回作製された一連の小型3D飛行体と、そのインスピレーションとなったカエデの種子。 | 拡大する

Credit: F. Frankel

多くの植物種子の3D形状は、風による散布を助けるよう最適化されており、これによって種子は時には数百キロメートルもの距離を移動することができる。今回B KimとJ Rogersたちは、こうした空中のヒッチハイカーに着想を得て、同様に散布に風を用いることのできる、マクロスケール、メソスケール、マイクロスケールの一連の3D飛行体を提示している。これらの飛行体は、能動電子ペイロードの負荷があっても飛行時間を維持できる。著者たちは、こうした飛行体の応用例の1つに、環境測定用の電池を使用しない無線デバイスがあると述べている。

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