Nature ハイライト

原子物理学:高電荷イオンを用いた高精度の光原子時計

Nature 611, 7934

今回S Kingたちは、高電荷イオンAr13+の磁気双極子遷移で動作する光原子時計を報告している。測定されたこの遷移の不確かさは10−17で、現在稼働中の光時計に十分匹敵するレベルの精度である。高電荷イオンを時計や基礎物理の検証に使うという考えは以前から提案されていたが、実験の進歩によってこのレベルの精度が可能になったのは今回が初めてであり、今後、より高電荷のイオンを使った時計が現れる可能性がある。

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