Nature ハイライト

進化学:成長期の延長は初期のヒト属で始まった

Nature 635, 8040

ドマニシで発見された初期のヒト属個体の頭蓋および歯列のCT画像。
ドマニシで発見された初期のヒト属個体の頭蓋および歯列のCT画像。 | 拡大する

Vincent Beyrand and Paul Tafforeau, European Synchrotron Radiation Facility, Grenoble, France

今回、ジョージアのドマニシで発見された177万年前のヒト属個体の歯列において、大型類人猿様の早い成熟とヒト様の遅れた奥歯の形成という異なる特徴の独特な組み合わせが見いだされ、この段階のヒト族には生活史の初期に成長期が長くなったような期間があったことが示唆された。

2024年11月28日号の Nature ハイライト

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