Nature ハイライト 生理:ショウジョウバエはソーダ水の味がわかる 2007年8月30日 Nature 448, 7157 ショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)は果物のにおいに引き寄せられるが、それは意外なことではない。ショウジョウバエは、自然環境で出会うことが多い発酵した果物の目印となる二酸化炭素も嗅ぎつけて、反応できることが最近の研究でわかっている。今回、このハエは、吻にある一群の特殊なニューロンを介して、炭酸水中の水に溶けた二酸化炭素を「味わえる」ことが明らかになった。この新発見の味覚種によって、ショウジョウバエは微生物が作り出す栄養分を利用しているのだろう。 2007年8月30日号の Nature ハイライト 細胞:幹細胞がニッチを作る仕組み 地球:酸素濃度の上昇が遅れた理由 宇宙:星周エンベロープの中をのぞく 気候:植物が気候に及ぼす影響 生態:種の移動性を考慮する 遺伝:マウスのハップマップが完成 動物行動:フェロモンで決まる愛の形 生理:ショウジョウバエはソーダ水の味がわかる 目次へ戻る