Nature ハイライト

量子情報:量子インターネットに向けて

Nature 605, 7911

量子ノードとして用いられたダイヤモンドデバイスの光学顕微鏡画像。
量子ノードとして用いられたダイヤモンドデバイスの光学顕微鏡画像。 | 拡大する

Crediit: Matteo Pompili for QuTech.

今回S HermansとM Pompiliたちは、光学的に接続された3つの固体スピンキュービットによって形成された量子ネットワークにおいて、隣接していないノード間で量子情報のテレポーテーションを行ったことを報告している。テレポーテーションにはまず、隣接しないノード間で、中間のノードを介してエンタングル状態を遠隔共有する必要がある。そして、いったんエンタングルメントが確立されて伝令されると、次にテレポーテーションが実行されて、古典的な限界を超える忠実度で報告される。これは、量子情報を介して通信する量子ネットワークを構築するという目標に向けた重要な構成要素である。

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