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Cover Story：穀類ゲノムの解読：栽培エンバクの高品質参照ゲノム

Nature 606, 7912

エンバク（<i>Avena sativa</i>）。
エンバク（Avena sativa）。 | 拡大する

Credit: Westend61 / Westend61 / Getty Images

染色体を6組持つ六倍体の栽培エンバク（Avena sativa L.）の進化史は複雑である。今回N Sirijovskiたちは、このエンバクと、その近縁の二倍体種Avena longiglumisおよび四倍体種Avena insularisについて、高品質の参照ゲノムを提示している。これら3種のゲノムを調べることで、この穀物の進化におけるゲノム再構成の追跡が可能になった。彼らはまた、重要な農業形質に関する遺伝子をマッピングし、ヒトの健康と栄養摂取に関連する遺伝子ファミリーを浮き彫りにした。健康と持続可能性は重要な世界的課題であるため、著者たちは、この新たな情報資源が、こうした課題に取り組むゲノミクス支援育種や形質研究などを強化すると期待している。

2022年6月2日号の Nature ハイライト

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