Nature ハイライト
免疫学:IL-2と抗PD-L1阻害の相乗効果の基盤
Nature 610, 7930
M Hashimotoたちは今回、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(LCMV)クローン13に慢性感染したマウスにおいて、IL-2と抗PD-L1阻害の相乗効果について調べている。PD-1単独療法と比較すると、この併用療法後には、救済されたCD8+ T細胞の転写プログラムとエピジェネティックプログラムが変化しており、観察された相乗効果にはCD25の結合が必要であることが明らかになった。
2022年10月6日号の Nature ハイライト
光物理学:サブマイクロメートルの波長で動作する全集積フォトニック回路
エネルギー科学:複雑な組成のドーピング
環境化学:保守不要の空気浄化方法
有機化学:光とニトロアレーンを用いるアルケンの開裂反応
化学:テンプレートを用いてアザアレーンのC–H結合を官能基化
気候科学:目に見えない船の航跡の効果
進化学:駆け足で生きた初期の有胎盤類
進化遺伝学:中世のブリテン島における人口動態
科学コミュニティー:米国における大学教員雇用の不平等
発生生物学:マウス幹細胞由来の完全な胚モデルの作製
コロナウイルス:英国でのSARS-CoV-2デルタ株の出現と伝播の再構成
免疫学:新しい免疫サイトカインの優れた効果
免疫学:IL-2と抗PD-L1阻害の相乗効果の基盤
がん:膜貫通受容体を標的とするタンパク質分解誘導抗体の開発
がん:黒色腫には明確に異なる2種類の細胞亜集団がある
生化学:セレン含有小分子の生合成経路を解明
構造生物学:翻訳中のリボソームを動画で見る
構造生物学:ダイニン–ダイナクチンのクライオ電子顕微鏡構造