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  • Droshaは昔、ウイルス防御機構だった?

    脊椎動物細胞の核内で遺伝子発現の調節を行っているDroshaが、ウイルス感染に応答して細胞質内に出ていくという奇妙な現象が観察された。研究チームは、このタンパク質がかつてはウイルスと戦っていたと考えている。

    2017年9月号

  • 音波探査がプランクトンに死をもたらす

    沖合での石油や天然ガスの探査で発せられる強力な音波が、動物プランクトンの命を奪うことが示された。この影響が及ぶ範囲は従来の想定をはるかに超えており、海の生態系を支える微小な動物たちの死によって、魚類や頂点捕食者へも悪影響が及ぶ恐れがある。

    2017年9月号

  • コロナウイルスの自然宿主はやっぱりコウモリ!

    ヒトで危険な感染症を引き起こすことで知られるコロナウイルス。このほど、どの動物からヒトに伝播するかが明らかになり、伝播を予測するための研究が一歩進んだ。

    2017年9月号

  • 中性子星の核心に迫るNICER

    NASAが打ち上げた中性子星観測装置NICERが、宇宙で最も高密度な物質の内部を初めて覗き込む。

    2017年9月号

  • ミイラDNAが示す古代エジプト人の祖先

    遺伝子解析により、古代エジプト人はサハラ以南のアフリカの人々ではなく中東の人々と近縁だったことが明らかになった。

    2017年9月号

  • 中国がフェイク査読取り締まりを強化

    中国の研究助成機関は、論文捏造に対する厳罰化および取り締まり強化を発表した。

    2017年9月号

  • TOOLBOX: 科学者とソーシャルネットワーク

    近頃、研究者向けの巨大なソーシャルネットワークが急速に拡大している。ほんの数年前には想像できなかったような活況の理由を探るため、Natureはアンケート調査を実施した。

    2017年9月号

  • ニホンアナグマの駆除に懸念

    日本の固有種であるニホンアナグマの個体群は、捕獲・駆除によって消滅の恐れがある。

    2017年8月号

  • 薬の効果を左右するのはマイクロバイオーム?

    一部の患者で治療薬が効かなかったり副作用が出たりする理由は、腸内細菌や腸内細菌が産生する酵素によって説明できるのかもしれない。

    2017年8月号

  • 二次元の磁石が誕生!

    原子1個分の厚さのシート状磁石が得られたことで、これまでは不可能だった数々の実験が可能になると期待される。

    2017年8月号

  • ホモ・サピエンスの歴史を書き換える化石を発見か

    モロッコで、31万5000年前のホモ・サピエンスと見られる人骨が出土した。この発見はホモ・サピエンスの起源を10万年さかのぼらせ、我々が進化した地がアフリカ東部に限らなかったことを示唆している。

    2017年8月号

  • 欧州の10億ユーロの量子技術研究計画

    欧州は総額10億ユーロの量子技術研究計画を打ち出し、徐々に具体化しているが、課題も残っている。

    2017年8月号

  • がん治療に役立つ細胞地図

    「免疫細胞ガイド」で、適切な治療法が選択可能になるかもしれない。

    2017年8月号

  • 新疆でDNA情報収集を加速させる中国

    新疆ウイグル自治区の公安庁がDNAシーケンサーを多数購入したことが分かった。中国政府の思惑をめぐり臆測が飛び交っている。

    2017年8月号

  • 著作権侵害に対して新方針を打ち出す学術出版社

    学術論文の出版社は、有料論文の「公正な共有」を可能にする方法を話し合っている。

    2017年8月号

  • TOOLBOX: オンライン共同執筆ツール

    ブラウザベースの共同執筆ツールの登場で、論文の執筆と出版の方法が大きく変わりつつある。

    2017年8月号

  • 人類の北米への到達は通説より10万年も早かった?

    米国カリフォルニア州の遺跡から出土したマストドンの折れた骨と割れた石の調査から、新世界に最初に到達したヒト族はホモ・サピエンスではなかった可能性が出てきた。

    2017年7月号

  • 研究室でついに血液幹細胞の作製に成功

    長い間試行錯誤が続いていた血液幹細胞の作製法を、2つの研究チームがマウスとヒトで完成させた。

    2017年7月号

  • ミトコンドリア置換法で想定外のDNA混合

    置換療法で生まれた男児が母親由来のミトコンドリアDNAを一部持っていることが分かった。だが両親は、長期の経過観察を望んでいないという。

    2017年7月号

  • イモムシには腸内細菌がいない?

    イモムシやナナフシなど一部の昆虫の腸内には、共生細菌がいないらしい。また、わずかだが脊椎動物でもこうした例が報告されており、「腸内細菌は全ての動物で不可欠な存在」という近年定着しつつある概念に疑問を投げ掛けている。

    2017年7月号