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  • 情報の最小単位が原子に! 次世代メモリー誕生

    格子状に並んだ塩素原子を原子操作で任意の場所に動かし、原子と空孔の並び方を利用して、原子1個につき1ビットの情報を持たせることのできる記憶デバイスが開発された。8000以上の原子ビットからなる約1キロバイトのこの「原子メモリー」は、1平方インチ当たり502テラバイトという桁外れの面記録密度を持つ。

    2016年9月号

  • 琥珀に恐竜時代の鳥類の翼

    白亜紀の幼鳥の翼が、琥珀の小片の中からありのままの姿で発見された。その特徴の数々は、この原始的な鳥類が、現生鳥類とさほど変わらぬ翼を持っていたことを物語っている。

    2016年9月号

  • X線天文衛星「ひとみ」の遺産

    本格運用前に空中分解した日本のX線天文衛星「ひとみ」は、観測装置の立ち上げ段階でペルセウス座銀河団を観測しており、銀河の形成と進化の謎を解き明かすための新たな手掛かりを置き土産にしていった。

    2016年9月号

  • 英国のEU離脱に戸惑う科学者ら

    英国が国民投票でEUからの離脱を決めた。英国の研究者たちは予期せぬ影響に備えて身構え、科学研究をこれまでと同様に維持するよう政府に働きかけようとしている。

    2016年9月号

  • ホビットの祖先?小型成人の骨発見

    フローレス原人の祖先のものかもしれない化石がついに発見された。

    2016年9月号

  • ペット医療で活況のバイオテク市場

    ペットが長生きするようになったことで、免疫抗体から細胞治療といった新しいタイプの医療が行われ始めている。

    2016年9月号

  • arXivがリニューアルを計画

    arXivは近くリニューアルを計画しているが、利用者へのアンケート調査の結果、利用者たちは現状に満足しており、大幅な変更には警戒感を持っていることが明らかになった。

    2016年9月号

  • 鏡像型DNAを複製できる酵素、登場!

    左巻きのDNAを複製することができるポリメラーゼが作製された。鏡像生化学への一歩となる。

    2016年9月号

  • 探査機ジュノーが木星周回軌道に

    NASAの木星探査機ジュノーは、巨大ガス惑星の観測を通じて、その進化と太陽系の起源に迫る。

    2016年9月号

  • 免疫応答の男女差という「不都合な真実」

    感染に対する免疫系の反応に男女差があるという事実は、今日の医学に大きな問題を投げかけるものだ。研究者たちは、この真実に目を向け始めている。

    2016年9月号

  • イヌは2度生まれた

    人類の親友であるイヌは、東アジアと西ユーラシアで、それぞれ別のオオカミ集団から家畜化された可能性がある。

    2016年8月号

  • デンキウナギの跳躍アタック

    デンキウナギは、水上から近づいてきた敵に対し、水から飛び出して直接電撃を与えることが明らかになった。

    2016年8月号

  • 自然界の5番目の力を発見?

    ハンガリーの研究所で原子核の放射性崩壊の異常が観測され、理論物理学者らは5番目の新たな力の存在を示している可能性があると分析した。

    2016年8月号

  • 知性の指標を探す遺伝子バリアント研究に賛否両論

    学校に通う年数に影響を与える74個の遺伝子マーカーが突き止められた。研究チームはまた、就学年数は知性の代理指標となり得るとも述べている。

    2016年8月号

  • ヒト胚の体外培養で最長記録達成

    ヒト胚を受精後13日目まで培養できる方法が編み出された。この手法を用いて、ヒトの初期発生を知るための手掛かりが得られそうだ。

    2016年8月号

  • ミトコンドリア置換に治療効果がない可能性も?

    異常なミトコンドリアが子に受け継がれないようにする置換法は、期待外れの結果に終わるかもしれない。核移植時に持ち込まれた少量の異常ミトコンドリアが増えてしまう場合があるようなのだ。

    2016年8月号

  • セシウム使用中止の圧力に苦悩する生物学者たち

    放射性セシウムの盗難を懸念し、生物医学研究で広く用いられているセシウムγ線照射装置をX線照射装置へと切り替える検討が各国で進む中、研究者たちは、研究結果に影響を与えかねないと憂慮する。

    2016年8月号

  • イタリアのオリーブ病害、封じ込めへ

    近年、南イタリアではオリーブの細菌性病害が大きな問題になっているが、その封じ込め計画は地元の猛反発を受けて頓挫していた。このほど封じ込め計画を妥当とする裁判所の判決が出て対策が進むことが期待されるが、病害が地中海沿岸諸国に拡散するリスクは依然として高い。

    2016年8月号

  • うつ緩和はケタミン代謝産物の作用か?

    麻薬ケタミンの分解産物で、ケタミンのような副作用なしでうつ状態を改善できることが、マウスでの実験で示された。

    2016年7月号

  • マクロライド系抗生物質候補の全合成に成功

    単純な構造の化合物のパーツを組み立てていくという手法で、300種以上のエリスロマイシン類似体が合成された。その中には、多剤耐性菌に対して抗菌活性を有するものもあった。

    2016年7月号