食事による健康増進と病気治療

食事と免疫系の関係について、科学的根拠が不足しているとされてきたが、最近の革新的な研究により、その理解が進んでいる。これらの研究は、肥満や自己免疫疾患、がんなどの治療における個別化栄養の可能性を示している。ヒトでの試験は困難だが、厳密な臨床研究を通じて、食事療法が未来の医療に貢献することが期待される。

ヒト細胞中のDNAは、ヒストンタンパク質の芯に何重にも巻かれたクロマチンとして存在する。転写や組換えといった反応が起こるとき、酵素はどうやってDNAに近づき、それに働き掛けるのだろうか。この仕組みの解明一筋に研究を進め、近年次々と成果を上げている、東京大学の胡桃坂仁志教授に話を聞いた。

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