2004年5月号Volume 1 Number 5
Editorial
News Features
「知識管理ソフト」で社内の専門家を探せ
大きな集団や大企業になると、誰が何を知っているのかを調べるのは大変な作業だ。科学者は情報を共有し、研究が重複しないようにするには、どうすればよいのか。知識管理(ナレッジマネジメント)ソフトウエアという手法について、Philip Ballが報告する。
ルネサンス時代を迎えたラット
ラットはそのゲノム配列が明らかになり、遺伝子工学によって新たな系統ができると期待され、研究者のお気に入りの実験動物として名誉ある地位を回復しつつある。Alison Abbottが、この素晴らしい齧歯類について紹介する。
Comment
ハイテク集積地の幻想
バイオテクノロジー・ハブの成功例がきわめて少ないのは、なぜだろうか。
News & Views
ヒトの脳が大きくなったのは突然変異のせいか
ヒトとそれ以外の霊長類の顎の筋肉には分子レベルの相違があり、それと対応する興味深い化石記録も存在する。この分子レベルの分岐点は、現生人類の頭蓋の進化における一大事件なのか。
Essay Concept
スイッチを切らずに、量を調節しよう
激増するアルツハイマー病や血管性痴呆に、脳を保護するという新たな概念の治療薬が登場した。
Advertisement
Nature ダイジェストISSN 2424-0702 (online) ISSN 2189-7778 (print)