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ナノセンサーで全血からがんを検出する

Nature Nanotechnology

2009年12月14日

Nanosensors detect cancer from whole blood

Nature Nanotechnology

未処理の全血から病気の初期兆候を検出できるナノセンサーが、Nature Nanotechnology(電子版)に報告される。このセンサーは、ほかの生理流体にも対応可能であり、また病院で使用できるほど簡単、迅速、安価なものになると予想されるため、外部の検査室で分析を行う必要がなくなる。

以前の疾病マーカー検出作業は、実際の生理学的試料ではなく、慎重に制御された精製溶液にナノセンサーをさらすものであった。今回M Reedらが開発したセンサーは、精製段階と検出段階が分かれているため、たった20分で少量の全血中に存在する微量のがんバイオマーカーを検出できる。

doi: 10.1038/nnano.2009.353

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