注目の論文
プレートの間のくさび
Nature Geoscience
2008年10月6日
Wedged between plates
東京の下にある太平洋テクトニック・プレートの断片は、この地域で繰り返し起きる大地震の原因かもしれないとNature Geoscience(電子版)に発表された研究が示している。断片はそこで接する様々なテクトニックプレートと混ざってプレート間の摩擦を増加させ地震発生段階が進む。
遠田晋次らは日本中央部で過去に起きた何十万もの地震の場所と分布を解析し孤立した断片を発見した。断片は、沈み込む時にプレート上に存在した大きな海底火山の抵抗にあって太平洋プレートを破壊すると示唆される。この、いくつかのプレートの境界に存在する断片が見つかったことで、日本中央部のテクトニクスはさらに複雑になっている。
doi: 10.1038/ngeo318
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