注目の論文
ヒ素濃度を高める
Nature Geoscience
2009年11月16日
Elevating arsenic
人工の池がバングラディシュで地下水のヒ素汚染を起こしているとの報告が、Nature Geoscience (電子版)に寄せられている。
有機炭素が堆積物から地下水へのヒ素の放出の引き金となることは知られているが、この炭素の供給源はよくわかっていなかった。C Harveyらは、バングラディシュの典型的な農業地域で地下水の流れをモデル化して、人工の池が有機炭素の重要な供給源であることを見つけた。彼らは、農業で使う地下水のポンプが有機炭素を地下へ運び、ヒ素放出の引き金となると報告している。
これを防ぐためには、飲み水を供給している井戸の上に人工の池を作ることは避けるべきである、と彼らは示唆している。
doi: 10.1038/ngeo685
注目の論文
-
2月19日
生態学:深海の生態系を調査するNature Communications
-
2月13日
動物の行動:カメは磁気地図が食べ物に導くと踊るNature
-
2月11日
地球科学:地球の内核の変化を検出Nature Geoscience
-
2月11日
気候変動:2024年の気温がパリ協定の目標に与える影響の評価Nature Climate Change
-
2月6日
遺伝学:古代のゲノムがヤムナ文化の起源の手がかりとなるNature
-
2月5日
惑星科学:月のグランドキャニオンの形成Nature Communications