シュプリンガーネイチャーと更新したDEAL契約にドイツの大学と高等教育機関の99%以上が参加
2024年5月17日
転換契約DEALの第1期の成功に続き、ドイツの科学研究の国際的な認知度の向上を実現するとともに、全世界の研究へのアクセスを強化
ベルリン|ロンドン|ニューヨーク 2024年5月7日
DEALコンソーシアムとシュプリンガーネイチャーとの間で締結されたオープンアクセス(Open Access;OA)契約の更新からわずか数ヵ月の間に、ドイツのほぼすべての大学と高等教育機関が同契約に参加しました。
99%を超える参加率は、前回の契約が研究機関と研究者にもたらした多大な恩恵を反映したものです。2018~2022年の成果は、次のとおりです。
- ドイツの研究者による無料で即時アクセス可能な出版件数が4倍に増加し、年間15,000件に達しました。
- 該当する論文の全世界におけるダウンロード数は5倍以上に増加し、論文1件あたりの平均ダウンロード数は約1,300回に達しました。
- DEAL参加者による購読コンテンツのダウンロード数は53%増加し、1,880万回に達しました。
すなわち、DEALはドイツから発信された研究の世界的な認知度を大幅に高めただけではなく、ドイツ国内の質の高い科学研究への全世界からのアクセスも改善したことになります。
昨年11月に締結した新たな契約により、参加研究機関の研究者はSpringer、PalgraveおよびAdisの完全オープンアクセスジャーナルとハイブリッドジャーナル、ならびにネイチャーポートフォリオのオープンアクセスタイトルおよびBMCジャーナルに論文を魅力的な条件で出版できるようになります。また、Springer、PalgraveおよびAdisのポートフォリオ全体の購読論文にアクセスし、閲読することもできます。
シュプリンガーネイチャーのVP Institutional Sales EuropeであるDagmar Laging(ダグマー・ラギング)は、次のように述べています。
「新たなDEALとの契約にもとづく当社とのパートナーシップに対し、ドイツの研究機関から大きな関心が寄せられたことを大変嬉しく思います。オープンアクセスの効果により、ドイツから発信された研究の認知度が全世界で高まることになるでしょう。また、ドイツの研究機関は、科学分野の質の高い購読コンテンツにアクセスすることができるようになります」
シュプリンガーネイチャーは、数十年にわたり、オープンサイエンスを先導してきました。当出版グループは、研究データや増加する研究成果、否定的な研究結果の出版を推進し、研究の再現可能性と再生可能性を強化しています。さらに、シュプリンガーネイチャーでは、無料で即時にアクセス可能な論文の比率を引き続き高めていくことを目指しています。
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シュプリンガーネイチャーについて
シュプリンガーネイチャーは、180年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、出版するすべての研究が重要で着実であり、客観的な精査にも耐え、関心をもつすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。私たちは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良なサービスを提供します。
学術出版社として、シュプリンガーネイチャーは、シュプリンガー(Springer)、ネイチャーポートフォリオ(Nature Portfolio)、BMC、パルグレイブ・マクミラン(Palgrave Macmillan)、サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)などの信頼されたブランドを有しています。
詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。
本件に関するお問い合わせ
宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。