Press release

グローバルな学術出版社のシュプリンガーネイチャー、2040年までに物流関連の排出量を半減し、ネットゼロを目指す

2024年11月8日

新たなスコープ3インベントリーの補足資料によると、物流と物理的製品に関連する排出量の削減を目指す当社の集中的な取り組みが順調に進展しています。

ロンドン|ニューヨーク|ベルリン 2024年10月31日

本日、グローバルな学術出版社であるシュプリンガーネイチャーは、2019年から2023年までの全スコープにおける温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出量のインベントリーの概要を記載した、2回目となる年次スコープ3補足資料を出版いたします。

当資料は、当社の持続可能性報告書「Open for Progress」の最新版に概要を示したスコープ1とスコープ2、ならびに一部のスコープ3*排出量に関する発表にもとづいており、「Science Based Targets」の達成に向けた進捗状況に関する年次改訂版としての役割を果たすものです。

要点の一部を紹介します。

  • 物流関連の排出量は、効率性の改善と現地での印刷を要因として、シュプリンガーネイチャーの基準年(2019年)と比較して50%の減少、前年比では11%近くの減少となりました。また、物理的製品関連の排出量も、2019年から30%の減少となりました。この成果は、両分野における集中的な取り組みを通じて実現されたものです。
  • シュプリンガーネイチャーが使用する建物からの排出量も引き続き減少していることが報告されています。その一因となったのが、新たにプネーに開設したエネルギー効率に優れたオフィスです。また、ハイデルベルクに先日開設したオフィスのように、オフィススペースの決定には引き続きこのアプローチを活用しています。
  • シュプリンガーネイチャーは、2040年までにネットゼロを実現するという目標の達成に向け、順調に歩を進めています。また、短期的な目標も余裕を持って達成しています。ただし、今後も引き続き、今回の補助資料において収集したデータを根拠として、情報に基づいて行動目標を決定していきます。

このたびの補足資料について、シュプリンガーネイチャーのVice President of Sustainability およびClimate Action OfficerであるThea Sherer (シア・シェアー)は、次のようにコメントしています。

「今回の新たなスコープ3補足資料についてご報告できることを嬉しく思います。当資料には、当社が目標の達成に向けて順調に歩を進めていること、また、物流や物理的製品など、きわめて重要な分野において排出量の削減がみられることが示されています。事業分野を超えて協力し、懸命に努力している社員たちの力により、当社はネットゼロの達成にいたる過程における重要なマイルストーンに到達していると自信を持って申し上げることができます。ただし、その努力はまだ始まったばかりです。今回のデータと、これまでに実施してきた前向きな取り組みは、科学を信頼し、必要な行動をとるうえで、当社が正しい方向へと進む助けとなります」

*航空と賃貸建物に関連する分野‐シュプリンガーネイチャーがこれまで最も厳しく監視と管理を行っていると考えてきた分野

シュプリンガーネイチャーの持続可能性への公約に関する詳細については、ウェブサイトのTaking Responsibilityのセクションをご覧ください。

シュプリンガーネイチャーについて

シュプリンガーネイチャーでは、サービスを提供するコミュニティーとの協力のもと、知識を共有し、世界に対する理解を深めることにより、進歩に貢献していることを誇りとしています。当社は数百万人もの人々に対し、書籍やジャーナル、プラットフォーム、テクノロジーソリューションを日々お届けしています。またそれにより、新たなアイデアを見いだし、発見を共有する研究者や、医学の最前線に身を置く医療従事者、学習を進化させる教育者をサポートしています。当社では、180年以上にわたり信頼を集めてきた主要ブランドや、最も厳しい基準を遵守するという断固とした公約を通じ、世界が直面する喫緊の課題に対するソリューションの加速をサポートするとともに、未来の世代にインスピレーションを与えます。

学術出版社として、シュプリンガーネイチャーは、シュプリンガー(Springer)、ネイチャーポートフォリオ(Nature Portfolio)、BMC、パルグレイブ・マクミラン(Palgrave Macmillan)、サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)などの信頼されたブランドを有しています。

詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

本件に関するお問い合わせ

宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com

※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。

英語プレスリリース:Global research publisher Springer Nature halves logistics emissions in journey to become net zero by 2040

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